2012年3月2日金曜日

【Azu】2日目(03/02) Vol.2 ~チャイナタウン~

昼食後、再び京仁教育大学のバスに乗って移動すること約30分
仁川のチャイナタウンにやってきました♪





仁川のチャイナタウンは、1883年の日朝修好条規による仁川開港により
中国人が大量に移住してきたことが始まりました

翌1884年に、清(当時の中国)の領事館及び租界地が仁川の港の近くに設けられ
貿易の街として発展を始めましたが
太平洋戦争や朝鮮戦争への中国参戦の影響から一度は在韓中国人が減少してしまいました

しかし1992年に韓中の間に国交が回復したことで
この仁川のチャイナタウンも観光地として開発が進み
以前の活気を取り戻して、たくさんの人で賑わっています



チャイナタウンというだけあって
ここには中華料理屋さんが軒を連ねています!!

皆さんは仁川が発祥といわれている韓国の食べ物をご存知ですか?
それは…장면[ジャジャン麺]です!!

ジャジャン麺は元々中国北部の家庭料理である"ジャージャー麺"が変化したもの
仁川開港の際に出稼ぎにやって来た中国山東省出身者らが作って食べていたものが
韓国風にアレンジされたのです(タレの材料にカラメルが加わっています)
真っ黒さが特徴のタレは춘장[春醤/チュンジャン]と呼ばれ
庶民派中華料理の定番メニューとして韓国全国で人気を博すようになりました

チャイナタウンには中華料理店だけでなく
中国のお菓子や、日用雑貨、服飾製品等も数多く売られています
グルメもショッピングも楽しめるスポットですね♪



チャイナタウンの中でも圧倒されるのが
この三国志壁画通りです

中国の歴史中、コアなファンも多い三国志ですが
この通りの壁面には三国志の160に及ぶ名場面のタイル画が描かれています

大きいものは壁一面に描かれていて圧巻です!!

三国志壁画通りの近くには孔子像が建っています
韓国も儒教の国ですが、やはり中国の人々にとっても特別な存在なんですね

この孔子像が建っている場所からずっと下に階段が続くのですが
ここがかつての清国と日本の租界地の境界線だったそうです



次は인천개항박물관[仁川開港博物館]にやって来ました
ここでは仁川開港の歴史とそれに伴う街の発展の様子を展示しています

昔の郵便屋さん
日本だと男子学生の学ランのような姿を想像しますが
衣装にどこか韓国らしさを感じさせますね

電信機器等の最新電子機器も

鉄道も発達
韓国初の鉄道も仁川市を通る路線から開業したので
正に仁川は最新技術と近代文物が集まるスポットだったんですね

日本の租界地もあった仁川市
ここは日本人街の様子を再現した壁画です
夕陽が沈む街並みはどこか懐かしさを感じさせます

日本銀行仁川支店のミニチュア模型

昔鋳造・使用されていた硬貨
黄銅貨と赤銅貨、日本の5円玉や10円玉に似ていますね

最後にスタンプを押させてもらいました♪





チャイナタウンを見学した後は
再び昨日訪れた東仁川の街を訪れます